2017年度(第50回)日本女子オープンゴルフ選手権競技
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競技報告
【小倉彩愛は自分のスタイルを貫いてローアマチュア最少スコアを更新】
第4日 競技報告:三田村昌鳳    写真:Y.Watanabe
17歳になって間もない小倉彩愛は、ジュニア選手としてプレーしている。だから、いつもなら、セルフカートを自分で引いて、ホールを読み、ドライバーの落とし所。クラブ選択からラインの読みとゲームのすべてのマネジメントから目土まで、自分で処理するゴルフをしている。かつではセルフバッグを担いてのプレーだったジュニアの試合も、セルフカートに変わっているけれど、ほとんど孤独な戦いをしている。

その小倉が、女子プロと同じ土俵で戦う大会に参加したのは、初めての経験である。しかもそれがナショナルオープンの舞台だから、一般的に考えれば、72ホールという長丁場を緊張の連続で戦うはずである。ところが「はい。今日も緊
張するということはありませんでした」と、屈託がない表情で、サラリと語っていた。そこが非凡なのかもしれない。

最終ラウンド、首位の畑岡奈紗とは4打差の4位でスタートした小倉は、2番でバーディ。そして3番でボギーを叩いて、その後ずっとスコアの変動がなく12番までの9ホール、パーが続いた。

「プレー中、スコアボードをちょくちょく見ていたんですよ。そしたら、畑岡さんが突っ走っているのを見て、“これは違うな”って思って、やっぱり1位は無理だろうから、2位か3位を目指して行こうと思いました。はい。2番のバーディは、152ヤードをユーティリティの5番で打って、1メートルにつけてのバーディ。3番のボギーは、左ラフから160ヤードをユーティリティの4番で打ってバンカーに入って、2パットのボギーです」と、第1ラウンドは、バーディやボギーの内容を説明するのにも、どこか不慣れだったけれど、最終ラウンドには、サラサラと言ってのけてしまう順応性がある。

13番(パー4)で1.5メートルを入れてのバーディ。15番(パー5)では約3メートルを入れてバーディ。圧巻は17番(パー5)で3打目をミスしての大ピンチを凌いだ場面だ。グリーン右サイドを外して、林の入り口。そのラフからは打ち上げて、グリーンエッジから5ヤードのところにピンが切ってあった。そのエッジにワンクッションさせるのが最善の策だ。小倉は、いとも簡単にそれをやってのけて、ピン手前1メートルにつけて、パーにまとめた。

「グリーン周りから拾っていくのが、私のゴルフだと思っているんです。そういうマネジメントでプレーするのが私のスタイルです」と、テレビ解説の森口祐子さんが、すごく難しいと言っていたのを、なんでもないように寄せたのを見て「失礼しました」と言うほどだった。

小倉の目標は、まずは後半のラウンド進出。そしてローアマチュアをとることだった。それも達成して、しかも総合で単独3位。「いやラッキーだな(笑)と思います。ホールインワンも達成(第2ラウンドの4番ホール)したし。ちょうどゴルフの調子が上がってきたときにこの試合に臨めたので、そういうことも含めてラッキーだなと」嬉しそうに語った。

表彰式で、優勝した畑岡奈紗が声をかけてくれた。「ローアマ、おめでとう」「いや、畑岡さんこそ、ひとりだけ突っ走っていましたね、異次元でした」「そんなことないよー」という女子トークだったという。

今後、小倉にはさまざまなチャンスが巡ってくるだろう。ナショナルチーム入りや国際大会、あるいはプロのトーナメントの出場チャンスなど、その前途は拡がっている。

「まだ(そういう先のことは)わかりませんね。なにも考えていなし、これからだと思うけど、将来の夢としては、まずは日本で女子プロとして活躍できるようになりたいし、それから海外にも挑戦したいですし……。でも、明日からは、いままでと同じように練習します」と、足元をしっかりと見ていた。小倉は、週に5,6日、体幹トレーニングをし2日に1回は、20分走っている。「筋トレは、やっていません。筋トレをやると身長が伸びないと言われて、先生から、まだ身長が伸びるというので、体幹を中心にやっています」と言っていた。この試合に出場して「こういう試合になってくると、3日目、4日目のホールロケーションに驚きましたし、そうなるとショットの精度をもっと高めていかなければいけないし、飛距離ももっと伸ばせるように体幹トレーニングをしていきたいと思っています」と言った。

これまで、ローアマチュアの大会最少スコアは、2014年大会で永井花奈が達成した通算6アンダーパーだった。それを大きく上回る通算11アンダーパーの新記録だった。これからの女子ゴルフ界に、また有望な選手が、誕生した。小倉彩愛(サエ)という名前をしっかりと刻んておきたい。

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