2017年度(第50回)日本女子オープンゴルフ選手権競技
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大会のみどころ 勝者はコースに選ばれる
  ターゲットゴルフの妙が見られる
グリーンに近くなるほどターゲットは絞られてくる。
どのエリアから、どの点に向かって打つか。戦略と戦術。緻密なホールマネジメントと力量が求められるコースが舞台となる戦いが始まる。
マスターズの舞台として知られるオーガスタナショナルは、グリーンを狙うショットで、ホールロケーションによっては、一点に落とさない限りピンに寄ることはないという難しさがある。グリーンの傾斜、ホール周辺の起伏を思い描き、どこに、どんな弾道のショットを打ち出し、落下させるかを明確にしておかないことには、バーディチャンスを作り出せない。

ターゲットから逆算して、ティーショットの狙いどころも決まってくる。気を抜けるホールはない。全知全能を傾けての1打を紡いでいく必要がある。歴代チャンピオンのひとり馬場ゆかりが、こんなことをもらしていたことがあった。「日本女子オープンが、他のトーナメントと異なるのは、ラウンド後の疲れ方です。ホテルに戻ったら、早くベッドにもぐりこみたい…って、そればかりの状態になってしまう。絞り抜かれて抜け殻みたいになってしまうんです」
今大会は、例年に増して、選手たちの疲労感を高めることになるだろう。
 
 
難コースの意に染まる選手は誰?
コースマネジメントに長け、ショット精度が高く、パッティング巧者である選手。さらにメンタル面でタフであることも欠かせない条件になる。そうなると、優勝候補はかなり絞られてくる。まず、韓国勢の名前が浮かぶ。今季の賞金女王争いをリードするキム ハヌル。シーズン前半はスランプ状態で苦しんだものの、復活優勝を果たしたイ ボミ。今季複数回優勝で賞金ランキング上位にいるイ ミニョン。そのイ ミニョンと日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯で終盤まで優勝争いを演じた末に同選手権初優勝を飾ったベテラン李知姫。

キム ハヌルは、今シーズン序盤から快調に飛ばしてきた。サイバーエージェントレディスで鈴木愛とのプレーオフを制して初優勝を果たすと翌週のワールドレディスサロンパスカップで2週連続優勝を達成。宮里藍のプロ引退表明後初戦となり多くのギャラリーが詰めかけたサントリーレディスオープンでは、堀琴音とのデッドヒートの末に3勝目を飾り、賞金ランキングトップを独走してきた。本選手権の自身最高順位は、2015年大会の14位タイとその実力を発揮できないでいるが、今年こそはと意気込んでいるだろう。

イ ボミは、スランプを脱しての復活優勝を果たしたことで、本大会には必勝の思いで臨んでくるに違いない。それというのも、昨年大会は連戦の疲れもあって第1ラウンド終了後に体調不良で棄権を余儀なくされた。復調したことで、今年こそ悲願のナショナルオープンの優勝を手にしたいところだ。

李知姫は、本来の持ち球であるドローボールからフェードボールに切り替え、よりコントロール精度を高めて新境地を切り拓いた。ショット精度を高めて2008年大会以来の2勝目を狙う。日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯でイ ミニョンに並ばれたところから突き放した2バーディは、勝負どころでのメンタル面の強さ、技術に裏付けられた積極的な攻めのゴルフの完成度の高さを物語るものだった。
キム ハヌル、イ ボミ、李 知姫
実は、前述の選手に加えて強力選手が出場する。
2015年大会で初出場、初優勝を遂げたチョン インジと今年の全米女子オープンにアマチュアとして出場し、優勝争いの末に2位となったチェ ヘジン両選手である。チョン インジは、厳しいコースセッティングが施されるメジャー競技で無類の強さを誇っている。ディフェンディングチャンピオンとして臨んだ昨年大会も最終ラウンドの追い上げで優勝争いに加わり、4位タイと存在感を示した。正確で高弾道のショットは、ピンポイントでの狙いを求められる我孫子ゴルフ倶楽部との相性もよさそうだ。コースから選ばれる選手の最有力といってもよさそうだ。

チェ ヘジンは、18歳になってプロ転向した。そして、特別承認を受けて日本女子オープンに初出場が決まった。韓国女子ツアーでは、5年ぶりのアマチュア優勝も成し遂げている。167センチの恵まれた体からコントロールされた長打を繰り出し、ショートゲーム巧者としても認められるオールラウンダーで完成度の高いゴルフを展開する。

こうした韓国勢以外にも忘れてはならない外国人選手がいる。テレサ ルーが、その人。2014年大会の優勝者であり、国内公式戦で3勝を挙げて大舞台に強い。今シーズンもスタジオアリス女子オープンでキム ハヌルに3打差をつけて優勝すると、ニチレイレディスでは、持ち前の爆発力を生かし、2位に5打差の圧勝劇を演じた。今年の舞台では、どんなゴルフを見せてくれるのだろう。
日本選手で注目は、ほけんの窓口レディースでシーズン初優勝、アース・モンダミンカップで2勝目を挙げ、賞金女王レースでキム ハヌルを追い上げている鈴木愛が最有力か。昨シーズンから好調を維持しているパッティングに加え、今シーズンはパーオン率も29位から16位に上昇。2016年の日本女子プロゴルフ選手権に続いての国内公式戦3勝目を本選手権であげたいところだ。さらに苦しい時期を乗り越えて優勝を勝ち取った上田桃子、成田美寿々、比嘉真美子はじめ、プロ初優勝を飾った青木瀬令奈、森田遥の活躍にも期待がかかる。

昨年大会で畑岡に逆転を喫し悔し涙を流した堀琴音、2年連続で優勝争いを演じながら最終ラウンドでスコアを落とした柏原明日架も雪辱を期しているだろう。もちろん、大会連覇の期待がかかる畑岡奈紗にも注目だ。今シーズンは、USLPGAツアーに参戦した畑岡だが、慣れない環境と選手層の厚さに思うような成績は残せなかった。しかし、その潜在能力は誰もが疑うところはない。ディフェンディングチャンピオンとして、またプロとして臨む本選手権では、同世代のアイコンとして、USLPGAツアーで得た技術と経験を披露してもらいたい。
アマチュア旋風再び?
昨年の日本女子オープンゴルフ選手権は、アマチュア旋風が吹き荒れた。JGA女子ナショナルチームメンバーだった畑岡奈紗の大会史上初のアマチュア優勝は、まだ記憶に新しい。もう一人、昨年大会を沸かせたアマチュア選手がいる。第3ラウンドを終えて単独首位に立った長野未祈だ。最終予選を勝ち抜いて本選初出場の長野は第1ラウンドを首位と1打差の2位タイで終えると第2ラウンドもトップの堀を1打差で追走。第3ラウンドには最終ホールのバーディで通算5アンダーパーまでスコアを伸ばし、単独首位に躍り出た。最終ラウンドは緊張からかショット、パットとも精彩を欠き大会史上初のアマチュア優勝を畑岡に譲ることとなったが、高校1年生とは思えない冷静なコースマネジメント、ショット力の高さは、将来性を感じさせるのに十分だった。2人の他にも厳しいコースセッティングの中、4日間で一度もダブルボギーを叩くこと無く手堅いプレーで6位タイの好成績を残した西村優菜も印象に残る選手だった。

今年も長野、西村両選手はじめ、有力アマチュアが出場する。日本女子アマ優勝の資格で出場する安田祐香。さらに千葉県の紫カントリークラブ・すみれコースで行われた最終予選からは、2日目に9アンダーパーの63という好スコアを叩き出し、トップ通過を果たした稲見萌寧。日本ジュニア15歳~17歳の部チャンピオンの菅沼菜々も予選会から本選切符を手に入れた。予選会を突破したのは57選手。うち24人がアマチュア選手だった。

この中から、昨年の畑岡に続くアマチュア優勝者が出てくるのだろうか。
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