Championship Reports競技報告

新地真美夏は4つスコアを伸ばして単独2位入賞も「来年こそ優勝を」

写真:Y.Watanabe / Y.Kawatani

首位と8打差の7位タイからスタートしたJGAナショナルチームメンバーの新地真美夏が、最終ラウンドを6バーディ・2ボギーの68でまわり、通算9アンダーパーまでスコアを伸ばし、単独2位で今年の日本女子アマチュアゴルフ選手権を終えた。

最終ラウンド出場全選手中、ベストスコアタイでまわったこともあり、この日の満足度は高い。「スコア的には満足のいく結果で上がることができました。2つボギーを打ってしまったんですけど、それ以外はしっかり拾って、チャンスをしっかり獲ることができたので、良かったかなと思います」とホールアウト後の表情は晴れやかだった。

前日、オーバーパーでのラウンドとなり悔しい思いをした新地だが、今日はとにかく楽しくまわることを意識した。その結果がこの日のプレーにつながったのだろう。

最終ラウンドの会心のバーディは最終18番ホール。残り143ヤードを9番アイアンで打ち、ピン奥3.5メートルにつけてのバーディだった。順位は知らなかったと言うが、結果的にはこのバーディで松永七海を逆転して2位を決めただけに、まさに会心だった。

4日間を振り返ると決して調子が良かったわけではなかったそうだが、チャンスホールであるパーでバーディを獲ることができたことは大きかった。

昨年、初めてJAPANのユニフォームを着て本選手権に出場したが結果は8位タイ。上位ではあるが、新地本人からは「ダメでした」という答えだった。今年は単独2位、ナショナルチームメンバーとして優勝争いを盛り上げてくれた。「去年はパッティングに悩んでいる中での女子アマで、うまくいきませんでした。今年はかみ合わないことが多かったけど、ナショナルチームのメンバーたちも何人も出ているし一緒に頑張ろうという話をしたりして、心強かった。みんなで一緒に頑張れてよかったと思います」

最後に今後の目標を聞いた。

「毎年、このタイトルを獲ることを目標にやっていますけど、今回も残念ながらうまくいきませんでした。アマチュア日本一を決める大会でタイトルを獲ることは自信にもつながりますし、来年こそ優勝することが目標です。来年はプロテストもあるので、そこに向けても調整して合格できるように頑張りたいです」

新地にとって何よりも特別な大会という日本女子アマチュアゴルフ選手権。今年はあと一歩届かなかったが、来年こそアマチュア日本一の称号を勝ち取りたい。

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