Championship Reports競技報告
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スタートの10番ホール、ティーショットを左に大きく曲げた水上晃男。暫定球を打ったが、第2打地点に行ってみると幸運にも第1打がセーフだった。「OBゾーンまであと50センチぐらいでした。苔の上にボールが止まっていたんです」。なんと苔がブレーキ代わりになったかもしれないが、その幸運をしっかりとモノにする。
第2打をフェアウェイに出すと、ピンまで残り100ヤード地点からウェッジでピンの手前1.5メートルに乗せる。ただ、今一つラインを把握できていなかった。ところが、同組の3人がほぼ同じラインで、しかも水上よりも遠くから打つことに。「おかげでスライスラインだと分かり、パーセーブできました」。1つ間違えればダブルボギースタートだったことを考えれば、パー発進できたのは大きい。
最終的に4バーディ・3ボギーの71でホールアウトしただけに、やはり10番のパーセーブが効いている。通算2アンダーパーの首位タイで最終ラウンドを迎えるが、懸念が一つある。「ボギーの3つがすべてパー3なんですよ。200ヤードぐらい距離があって難しいのに、ショットが風にもっていかれてしまうんです。ピンと同じ面に打ちたいので明日は風を読み切らないとダメですね」。ある意味、最終ラウンドはパー3でスコアを落とさないことがカギを握りそうだ。
ただ、4つあるパー5のうち3つでバーディを奪っていることも見逃せない。「このコースはどうしてもスコアに足し算するホールがあるので、パー5でバーディを奪って引き算をするホールもつくらないといけませんから」と、パー5でどれだけバーディを奪えるかどうかもポイントになる。
「おそらく明日はミスをしない人が勝つと思います」。予報によると最終ラウンドは悪天候となる確率が高い。その中でどれだけ我慢できるかどうかが勝負になると水上は判断する。技術だけでなく、正確なコースマネジメントや判断力も必要となる明日の18ホールで、まさに本選手権3勝の実績が試される。
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