Championship Reports競技報告

「優勝できるなんてありがたい」横田光子が家族の応援を力に本選手権初優勝

横田光子(松島国際)にとって、優勝は2011年の日本スポーツマスターズ石川大会以来、15年ぶり2度目となった。2位とは4打差をつけての優勝。強さを見せつけた。「以前指導してくれていた方に言われたんです。1回だけの優勝はまぐれだと。この長い競技ゴルフ人生の中で、2回3回と勝たないと」。その言葉を長い間、心の中に抱き続けてきた横田。ようやく手にした2勝目に、「優勝できるなんて、本当にありがたいです」と喜びをかみしめた。

首位と2打差で最終ラウンドを迎えた横田のもとには、妹と夫の姿もあった。「お姉ちゃん、いつも通りやればもう全然大丈夫だよ」。心強い家族の声援を受け、見事優勝を飾った横田だが、優勝が分かった瞬間、妹に「呆れられます、クレイジーを通り越してる、なんて言われちゃいます(笑)」、と妹との仲の良さがうかがえる微笑ましいエピソードも披露した。

仲の良い姉妹だが、今週は夫も含め3人で神奈川県からキャンピングカーで移動してきたという。「各地のサービスエリアや道の駅を回るのが楽しいんです」。横田本人の考えとしては、全国大会は、「ゴルフ旅行」と捉えているようだ。「妹も主人も、温泉三昧です(笑)」。来週京都府で開催される、日本女子ミッドアマチュアゴルフ選手権へも、もちろん3人で観光をしながら会場へと向かう。「奈良に泊って、大仏や世界遺産を見に行きます」。ゴルフ旅行のプランも完璧だ。

旅行話も楽しいが、今日のプレーに話を戻してみよう。

最終ラウンドはティーショットもパットも冴えわたった横田だが、自分より3つ年上の脇園幸風が首位発進で、「やっぱり励みになりますよね。あの暗い中、75でプレー出来るのですから」。大会では上手な選手と回れることや30年来の仲間に会える、横田にとってこれがグランドシニアならではの醍醐味のようだ。

11月12日には、日本女子ミッドアマチュアゴルフ選手権が開幕する。「第1回大会から出てるんです」と話す横田は、これまで何度も出場を重ねてきた。今後も出場を続け、さらに記録を伸ばしていきたいという。「人生で最高何回参加できるか、ですよね」。本大会でつかんだ優勝の勢いそのままに、京都でも上位を目指す。妹と夫との「ゴルフ旅行」も、また一つ楽しい思い出になりそうだ。

左から安藤倫子JGA理事、優勝の横田光子

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