2024年度(第21回)ネイバーズトロフィーチーム選手権は4月26日、韓国のSeongmunan CCで最終ラウンドを行い、日本チームは男女とも韓国についで2位で本大会を終えた。男子は、岩井光太と佐藤快斗がパープレーにスコアをまとめたが、本大志が2つスコアを落としてしまう。山下勝将もボギーが先行する苦しい流れを止めることができず、4オーバーパーで不採用スコアに終わり、日本チームはこの日2オーバーパーでホールアウト。通算3オーバーパーで韓国に17打差の2位と悔しい結果に終わった。チャイニーズ・タイペイは通算13オーバーパーで3位に終わった。
ライバル韓国と首位タイで最終ラウンドをスタートした女子は、藤本愛菜が2アンダーパーをマークすると、中村心と新地真美夏も1つスコアを伸ばし、チームスコア4アンダーパーで通算10アンダーパーとする。一方、ホストでのアベック優勝を狙う韓国はLEE Hyosongが69で個人戦優勝を果たす活躍を見せると、KIM Minsolも1つスコアを伸ばすなどチームスコア8アンダーパーとし、通算14アンダーパーで優勝を飾った。日本女子チームは4打差の2位、チャイニーズ・タイペイは通算19オーバーパーの3位で本大会を終えた。
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7打差からの逆転を期して最終ラウンドをスタートした日本男子チーム。トップバッターの岩井は、前半で1つスコアを伸ばしたものの、後半はボギーが先行。苦しい流れの中、最終18番をバーディとして、この日3バーディ・3ボギーの72にスコアをまとめてチームに貢献した。2番手は佐藤快斗。佐藤も前半2ボギーとスコアメイクに苦しんだが、後半15番から連続バーディを奪取して、この日パープレーでしのいだ。3番手の本大志はバーディ発進の幸先良いスタートかと思われたが、6番から3ボギーで失速。後半も1つスコアを落としてしまい、この日2オーバーパーに終わった。チーム最年長の山下勝将は苦戦の最終ラウンドとなった。6、8番でボギーを喫すると、後半も2ボギーを叩き、この日4オーバーパーで不採用スコアに終わった。山下は、それでも個人戦でチーム最上位の5位となり溜飲を下げた。
韓国と首位タイで一騎打ちとなった優勝争い。日本女子チームは、藤本愛菜が先人を切ってスタートした。藤本は7番でボギーが先行したものの9番でバーディを奪い返すと、16番、18番の2つのパー5でスコアを伸ばしこの日2アンダーパーでチームに貢献した。続く小宮千鶴は、出入りの激しいプレーとなった。前半を2ボギーとした小宮は、10、12番でバーディ。しかし、14番からの連続ボギーで2つスコアを落として迎えた16番(パー5)。このホールで起死回生のイーグルを奪取した小宮は、1イーグル・2バーディ・4ボギーのパープレーでホールアウト。しかし、不採用スコアと悔しい最終ラウンドになってしまった。3番手は、粘りのプレーが身上の新地真美夏。1番から連続バーディでスタートした新地だが、なかなかスコアが動かないまま14番でボギーを叩いてしまった。結局、新地は2バーディ・1ボギーの71でホールアウト。ピンチを凌ぎスコアメイクする新地らしさは見られたが、チーム優勝に導くことができず悔しい大会となった。4番手と務めた中村心は、前半で1つスコアを伸ばすと、スコアカード通りのプレーで最終盤を迎える。17番ボギーを叩いてしまったが、最終18番(パー5)でバンスバックを決める勝負強さを見せて、新地ともに1アンダーパーでホールアウト。中村は通算3アンダーパーで日本選手最上位の3位入賞を果たし、チームに貢献した。
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