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【全米女子アマ 畑岡が準々決勝へ進出】

2回戦で戦ったCheyenne Knight
3回戦で戦ったKatelyn Dambaugh

「2016年度(第116回)全米女子アマチュアゴルフ選手権」は現地時間4日、米国ペンシルベニア州のRolling Green Country Clubでマッチプレー2回戦、3回戦が行われた。

畑岡奈紗(ルネサンス高校3年)は、2回戦で今年の全米大学選手権個人4位タイのCheyenne Knight(アラバマ大学2年・世界ランク21位)を3and2で破り、続く3回戦では、2014年度本大会チャンピオンのKristen Gillmanを下して勝ち上がってきた、世界ランキング12位のKatelyn Dambaugh (サウスカロライナ大学4年)とマッチアップ。

2回戦で6バーディ・ノーボギーと全く相手に付け入る隙を与えず快勝した畑岡は、その勢いをそのままに迎えた3回戦。2番、4番でバーディを奪い2アップで流れをつかむが、続く5番で相手にバーディを奪われ1アップになり、その後、5番から13番までの9ホールお互いパーで分け、お互い一歩も譲らず硬直状態が続いた。マッチが動いたのは14番(202ヤードPar3)。長い距離に2段グリーンと深いバンカーが相まって、本大会一番難易度の高いホール。Dambaughはティショットを5wで果敢にピンを攻めるが、グリーンをわずかにオーバーしラフへ、そこからのアプローチが4mオーバーし、返しも決めきれず痛恨のボギー。畑岡は、安全にグリーンセンターに乗せ2パットのパーとして2アップ。

続く15番でDambaughがバーディを奪い再び畑岡1アップになり、流れがDambaughに行きかけた16番パー3。畑岡はピン横1.5につけバーディを奪い再び2アップにし、続くドーミーホールとなった17番パー5。Dambaughが2オンに成功、畑岡はグリーン手前40ヤードから、アプローチを1.5mに3オン。Dambaughがイーグルパットを外し、畑岡が1.5mのバーディパットを沈めて決着。終わってみれば畑岡は、このマッチも4バーディ、ノーボギーの会心のプレーで準々決勝進出を決めた。

その他のマッチでは、史上初の同年全米ジュニア、全米アマ優勝のかかるEun Jeong Seong(韓国/16歳)が、全米女子オープン・ローアマのHye Jin Choiを6and 5で破り準々決勝進出。また、全米大学選手権個人優勝のイタリアナショナルチーム在籍のVirgiia Elena Carta(19歳)、オーストラリアナショナルチームメンバーHannah Green(19歳)、カーティストカップアメリカ代表Andrea Lee(17歳)らを含む8人、8カ国の国際色豊かなメンバーがベスト8進出を果たした。

畑岡は、明日フィリピンのYuka Saso(15歳)とのマッチアップ。日本とフィリピンのハーフのSasoは先のIMGアカデミー世界ジュニア選手権で優勝を争った選手。お互い手の内を知っているだけに、好試合が期待できそうだ。スタートは現地時間の13時55分。

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