昨日に続き、安田祐香が関西チームを牽引した。個人戦では2位に2打差をつけトップの座を守った。「昨日からショットの調整がうまくいってないですけど、大きなミスもなくスコアをまとめることができました。パッティングは昨日に引き続き良かったです」と、ショットでグリーンを外すこともあったが、アプローチ、パターで幾度となく耐え、この日も好スコアで個人戦の首位をキープした安田。この日、5番でボギーが先行するも、選手たちが口々に最も難しいホールロケーションだったという6番ホールで見事バーディを奪った。7番、9番とボギーを叩いてしまい前半を2オーバーパーで折り返す。後半の出だし10番、11番で連続バーディを奪い、13番でボギーとするものの、3バーディ・4ボギーにスコアをまとめた。
明日の第3ラウンドに向け「これまでの3日間競技では最終ラウンドにスコアを崩してしまい力を発揮することができないことが多かった。2日間首位に立てたからといって驕ることなく、謙虚に行きたい」と控え目に話した。それでも「実力者は3日目に必ずスコアを伸ばしてくるから」と、個人戦そして団体戦の優勝に向け、気を引き締め直した。
安田とチームメイトの古江彩佳は二日目を3バーディ・4ボギーの1オーバーパー、通算3オーバーで個人戦は2打差の2位となった。第1ラウンドは2オーバーパーで自身のスコアが団体戦で不採用となってしまったことで奮起出来た。この日のプレーについて「ドライバーがあまり安定しなかった。ラフからのセカンドショットでミスショットが続いてしまいました」と、昨日に続き調子がひとつ上がらない。明日の最終ラウンドに向け「簡単には出ないことは分っているけど、アンダーパーを目指したい」と、個人戦の逆転優勝そして団体戦の優勝へ向け力強く話した。
首位の安田を1打差で追ってスタートした西村優菜はパッティングに苦しむ1日となった。
「6番ホールで5パットをしてしまいました」と、きつい傾斜を打ちきれずパーパット、ボギーパットともにカップに入らず、打った場所へと戻ってきてしまった。結局このホールでトリプルボギーを叩いてしまった。最終18番ホールでも、先に沈めにいった短いパーパットを外し、3パットをしてしまい痛恨のボギーを叩く。「グリーンの見えない傾斜が読み切れなくて」とパッティングに苦しめられた二日目を3バーディ・3ボギー・1トリプルボギーの3オーバーパーとした。「明日はアンダーパーでプレーして挽回したい」と話した。
第2ラウンドを終え、個人戦で上位3位を関西チームの3選手が占める独走状態となった8地区強化指定選手チーム対抗戦。明日の最終ラウンドは関西チームが完全優勝を果たすのか、もしくは他の地区が逆転するのか、女子たちの熱い戦いから目が離せない。
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