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【アジアパシフィックアマチュア 金谷が追い上げを見せるも連覇を逃す】

プレーオフでバーディパットを決めた金谷
健闘を讃えあう金谷とLin
2度目の優勝の中国のLin

「第11回アジアパシフィックアマチュア選手権」が、中国の上海に位置するSheshan International Golf Club(パー72、7041ヤード)にて、9月26日~29日に開催された。

昨年の優勝者であり、世界アマチュアゴルフランキング1位の金谷拓実選手が、2017年の優勝者、中国のYuxin Lin選手とトータル10アンダーにて、18番ホールでのプレーオフの末、惜しくも連覇を逃した。

最終日、最終組に米澤蓮選手と桂川有人選手が入り、金谷が首位に1打差の1つ前の組でスタートした。優勝したLinも、首位に2打差の2組前でスタートし、3打差の中に10名が入る混戦となった本大会。

初出場で初優勝を目指した米澤と桂川が苦戦する中、金谷が14番のパー5、4打目のアプローチをねじ込みバーディ。16番もバーディにして、前半で4アンダーと伸ばして首位に立っていたLinに忍び寄った。Linは、苦手とする18番のパー5にて、2打目をバンカーから池に入れてしまいボギー。その後の組で回る金谷は18番をパーとして、10アンダーで首位タイとなった。

18番の繰り返しとなった金谷とLinのプレーオフ。お互いに3打目でグリーンに乗せ、金谷は5m程度のバーディパット。Linは3mバーディパットを決め、過去の優勝者どうしの激しい戦いを見せた。
2度目の18番では、Linは会心のドライバーショットを打ち、2打でグリーンを狙ったが、グリーン左のバンカーへ。金谷は3打でグリーンを捉えたが長いバーディパットを残した。奥には池がありオーバーすると下りのスロープがある緊張感の高まるバンカーショット。Linは見事に1mへつけ、金谷にプレッシャーをかけた。続く金谷のパットは惜しくもカップを外れ、Linが冷静にウイニングパットを決めバーディ。2度目の栄冠を掴んだ。

42の国と地域から120名の選手が参加した今年の大会。日本から出場した金谷を筆頭に、トップ10に、米澤、桂川を含む3人が入り、日本人が活躍した。中島啓太選手、吉原英駿選手、青島賢吾選手も、最後まで実力を発揮しようと果敢に挑戦した。

2020年は、10月末にオーストラリアのロイヤルメルボルン・ゴルフクラブにて、2度目の開催となる。

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