オーストラリアのNew South Wales GC & St.Michael’s GCで開催された「オーストラリアアマチュア選手権」が閉幕。New SouthWales GCでのプレーとなった本選手権最終ラウンド。女子(パー73)はこの日4バーディ・3ボギーで1つスコアを伸ばした橋本美月が通算11アンダーパーで優勝。1打差の2位タイには7バーディ・2ボギー・1ダブルボギーの70をマークした馬場咲希が入賞。さらに2打差の通算8アンダーパーの4位タイに先のオーストラリア マスターズ オブ アマチュアを制した荒木優奈、同大会2位の新地真美夏が入った。一方の男子(パー72)は、本年ナショナルチームメンバーとなった本大志が8バーディ・4ボギーの68をマーク。通算13アンダーパーで2打差の2位タイに入賞。
オーストラリアでの強化合宿の仕上げとして臨んだ2試合を日本選手2勝という最高の結果で締めくくったJGAナショナルチーム。10月にUAEで開催される世界アマチュアゴルフチーム選手権に向けて、幸先の良いスタートを切った。
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橋本美月コメント
「とにかく勝ちきれたことが何よりも嬉しいです。スウィングの修正中だった先週は1日しか良いプレーができなくて、メンタル的にも厳しくて。毎日泣いてばかりでした。ジョーンズヘッドコーチから今週の目標は、泣かないことと言われていたので、優勝できて本当に良かったです。今週は、ショットの感じも良くなって、体の使い方もイメージできるようになりました。強い風、硬い地面と厳しいコンディションの中でコースマネジメントも向上して結果に繋がりました。先週の調子の悪さから復調して良いゴルフができての優勝は、自信になりました」
馬場咲希コメント
「オフは主に体づくりに取り組んでいて球を打つ練習はしていなかったので、今週の結果にドキドキしていましたが、2日目を終えて1打差につけることができて…こんなに上位でプレーできるとは、今日も優勝争いできるとは想像していなかったので、改めて優勝争いが楽しいと思いました。最終ホールはすごく悔しいですが、OBを打ってしまってからもダブルボギーを打たないように、諦めずにボギーを狙ったプレーができたことは、良かったです。2日目以降はショットが荒れてしまって、パッティングに救われました。海外の国際競技はすごく楽しいです。外国の選手と一緒にプレーすることも、試合を見に来てくれているコースのメンバーの方と話をするのも楽しいです。最後の最後で悔しい思いをしたので、来年も出場することができたら、また優勝争いをして橋本さんのように勝ちきりたいです。今年はメジャー4試合に出場できるのが楽しみです。良い経験が出来ると思いますし、いろんなことを吸収して楽しめたら良いなと思っています」
本大志コメント
「この試合の前まで調子が悪くて、コーチから指導を受けたり、自分でも色々と考えて調整していました。その成果が出て、低い弾道のショットも打てるようになりましたが、首位タイで最終日最終組でプレーできるとは想像していなかったです。今日も強風だったので、耐えきることができれば優勝かなと思っていました。大事なところでパッティングがショートしたり、決めきれなかったのが悔しいですが、4アンダーパーでホールアウトできたので、スコア的には良いラウンドだったと思います。優勝はできませんでしたが、今日の自分のプレーには95点をつけられます。昨年の強化合宿からアプローチの指導を受けたことで、緊張した場面でミスがなくなってきました。それに、この試合ではナショナルチームのスタッフからコンディショニングや栄養などサポートを受けることができて、自分だけではできないケアをしてもらえたのも、この成績につながったと思います。優勝を狙える順位でスタートして2位という結果は悔しいですが、先週までの調子からこの成績が残せるとは想像できていませんでした。短期間でこれだけ復調できるという自信がつきました。春の全国高校選手権が控えているので、そこで優勝できるように。そしてシーズンに向けて、しっかりと調整していきたいです」
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