Japan Senior Open Golf Championship 2025日本シニアオープンゴルフ選手権
9月18日(木) 〜 9月21日(日)
相模原ゴルフクラブ 東コース
競技メニュー
報告:Y.Koseki 写真:Y.Watanabe
本選手権では2019年と21年の2度、ローアマチュアのタイトルに輝いた水上晃男(58歳)。前日の5オーバーパー(1バーディ・4ボギー・1ダブルボギー)の96位タイから反転攻勢。第2ラウンドは午前スタート組では3番目に良いスコアの2アンダーパー(4バーディ・2ボギー)をマーク。通算3オーバーパーで、後半のラウンド進出を決めた。
「昨日は、ショットはすごく良かったんです。自分ではアンダーパーで回れると思えるくらい。ところが、(長尺パターの)パットがラインに対して強く打てない、ヘッドが走らない感じで。それで、スタートからバーディチャンスなのにパットが入らないというホールが続いたあと、(前半最後、最難関ホールの)9番で第2打が難しいガードバンカーにつかまったので、ここはボギーでいいやと割り切ったのに、3パットしてダボ。そのまま後半9ホールは悪い流れを変えることができませんでした」と不調の内容を語る。
結局、昨日は「パターだけでスコアを壊してしまった」と頭の中はパッティングのことでいっぱい。そのため、コースからの帰りの車中で、「何が悪いのかなぁ、なんて話していたら、(今回キャディを担当する)うちの奥さんが『もしかしたら左の肩が動いてないじゃない?手打ちになっているのかも?』と言ってくれて。今日はその点を修正したら、スタートの10番ホールでいきないバーディ」。その後は耐え忍ぶ展開になったが、後半の7番、8番で連続バーディを奪って通算3オーバーまで浮上。難関の9番パー4も、下り4メートルのパーパットを真ん中からきっちり沈めた。
「パットも不調の原因はショットと同じなんです。ショットの不調は左肩が入らなくなることから起こるじゃないですか。結局は歳のせいなんですけどね」と笑う。
今年の日本シニアオープンの目標は3度目のローアマチュア獲得と水を向けると、「そうですけど、できればこれまで最高位の8位より上に行きたいと思ってやっています」。そして、ここでいい流れと自信をつかんで、来月に埼玉県の飯能ゴルフクラブで開催される日本シニアゴルフ選手権で前人未到の4連覇達成を目論んでいると口にする。
残る2日間で、上位に居並ぶトップシニアプロに水上はどこまで肉薄するのか。
楽しみな展開になってきた。