Japan Senior Open Golf Championship 2025日本シニアオープンゴルフ選手権
9月18日(木) 〜 9月21日(日)
相模原ゴルフクラブ 東コース
競技メニュー
競技報告:M.ideshima 写真:Y.Watanabe / K.Aida
「やっちゃったかと思ったよ」。
右に大きくミスした最終ホールのティーショット。腰痛が再発したかとヒヤッとしたと増田伸洋。この日は2アンダーパー70でラウンド。通算12アンダーパーの2位タイで4日間の戦いを終えた。
今週は腰痛からの復帰戦ということで当初からの目的はとにかく4日間プレー戦い切ることだった。それでも、3日目を終えてパッティングが好調だったこともあり、首位と3打差の好位置につけた。「色気なんて出ないよ」と話していたが、それでも優勝を狙える位置で戦いは、無意識に体も反応する。
最終ラウンドは2バーディ・ノーボギーという内容だったが、チャンスで決めきれなかった。ピンチも多く、アプローチとパットで凌ぐ場面も多かった。
「今日は特にラウンド中に自分で下が動いていないことはわかっていたからね。しょうがないなと思いながら、タイミングも合わない中で試行錯誤しながらどうにか18ホールを回り切った感じですね」。
来週はディフェンディングチャンピオンで迎える日本プロシニア選手権が控えている。やはり思い入れが強い大会なだけに、そこに照準を合わせてなんとか復帰したいとリハビリに励んできた。今週は勝つことよりも、自分がどれだけのゴルフができるかを確認する場という意味合いが強かったが、その心の持ち方がゴルフをいい方向へ導いてくれたとも言える。
「今回2ヶ月ぶりにやって、多分まだ動けていないんでしょうね。体力的なものあるだろうし、どこかでまだ改善の余地というか、回復できてないところがある。今日なんかは特に足にキテいた部分があるだろうし、それが徐々に慣れて変な違和感が取れてくるといいかなと。今週はなんとか誤魔化しながらできましたが、来週はどうなるかですね。とにかく万全にして来週の試合を迎えたいですね」。
このあとすぐに病院で治療して来週の試合に備えるとのこと。ある意味で満足感を得て増田は笑顔でコースを後にした。