Japan Senior Open Golf Championship 2026日本シニアオープンゴルフ選手権
9月17日(木) 〜 9月20日(日)
玄海ゴルフクラブ
競技メニュー

65(6アンダーパー。7バーディ・1ボギー)のトップタイ。上々の発進となった宮本勝昌。しかし、ホールアウト後の宮本の表情や言葉には大きな喜びはなく、まだ手探り状態のようだった。
国内シニアツアーでは2023年から3年連続の賞金王。今季も既に2勝をマークし、今大会の本命のひとりに挙げられている。だが、これまで出場4回の成績は6位タイ、6位タイ、10位タイ、10位タイと優勝には一歩、二歩手が届かずにいる。
「毎年、やっぱり優勝したい気持ちが強すぎるのか、空回りすることが多いので」と苦笑。この日もスタート直後は「浮き足立っていた」、「地に足がついていないような感じ」だったと語る。強い思いが、知らず知らずのうちにプレーに影響したのだろう。ショット、とりわけドライバーの感触は不満だったようで、「フェアウェイキープ率はかなり悪かった」という。

今大会のフェアウェイは例年の日本シニアオープンに比べてかなり広い(ただし、距離を稼ごうとした場合はフェアウェイバンカーがシビアな位置に配置されている)。それだけに、ショットが安定すればもっとスコアを伸ばせたはずという思いがあったのかもしれない。
それでも65の好スコアだ。何度かあったピンチも、なんとかパーをセーブできた一日だったと振り返る。そんなゴルフをもたらしたのは、実は先週の日本女子プロゴルフ選手権でテレビ観戦した山下美夢有のプレーだった。深いラフからは無理をせずレイアップし、残り70~80ヤードからピンに寄せてパーやバーディチャンスを作る。そんな山下のゴルフからピンチにも「動じない」、「常に同じ気持ちでやる」ことの大切さを学び、この日はそれを自分なりに真似してみたという。「山下美夢有ちゃん作戦が功を奏しました(笑)」。そう冗談めかすが、そこには宮本の常に向上心を持ってゴルフのヒントを探す姿があったのだろう。
舞台の玄海ゴルフクラブは本大会、そして3年後の日本オープンゴルフ選手権開催を控え大改造がなされた。「以前の2グリーン時代とは別なコースと言ってもいいぐらい変わった」と宮本。「グリーンは大きいんですけど、今週はホールロケーションを大きく振って、難易度の高い位置に切ってあるので、グリーンに乗ればいいというわけではない。結局、同じ面に乗せなきゃいけないんで、グリーンの大きさは実質的に全体の1/3とか1/4ぐらいしかないと思います。ターゲットを絞って、フォーカスしていかないと。だから、ティーショットもセカンドも気を使うかな」
そして、パッティングについても「微妙なアンジュレーションなのか、見た目と違う切れ方をするので、今週連れてきている帯同キャディーに、いつもは余り聞かないんですけど、今日は何回か聞いて助けてもらいました」とコースの難しさを語る。
明日以降、念願の初優勝に向けては、「また苦しい時間帯もあると思うので、そこを凌いでバーディを重ねていけたらいいなと思います」。
65の好スコアとは裏腹。宮本の思慮は深い。