Japan Senior Open Golf Championship 2026日本シニアオープンゴルフ選手権
9月17日(木) 〜 9月20日(日)
玄海ゴルフクラブ
競技メニュー

最終ラウンドの玄海ゴルフクラブは期間中で最もタフなホールロケーションに加え、ときに7~8メートルに及ぶ強風が吹き抜けた。そのために多くの選手がオーバーパーのスコアで苦しむ中、59歳のアマチュア・水上晃男は4バーディ・5ボギーの1オーバーパー。後半の9ホールに限れば、2アンダーパー(3バーディ・1ボギー)にまとめ、38位タイの順位で2年連続、4度目のローアマチュアのタイトルに輝いた。4度の戴冠は2005年~10年にかけて他を圧倒した﨑山俊紀と並ぶ歴代最多タイだ。
この日の水上は前半の9ホールは1バーディ・4ボギーの苦しい展開だった。スコアメイクに苦しんだ一番の要因はパッティング。玄海ゴルフクラブのグリーンは複数の面と複雑なアンジュレーションで構成されるが、この日のホールロケーションは段の上のホールが多かった。そのため、パット名手の水上にしても、「思うように距離を合わせられず、ファーストパットを打ち切れずに残りを外したり、反対に強く打ちすぎて返しを外したりで、3パットを3回もしちゃいました。パターが下手くそすぎます」と苦笑する。
一方でショットは安定していた。パーオンを逃したのは、わずか1ホールだけという。
10番(パー5)は2オンに成功し、イーグルパットこそ外したが、バーディを奪取。「そこからちょっと気持ちが楽になりました」と振り返る。
続く11番ホールでは風の判断を誤り、セカンドショットを次の12番ティーイングエリアまで飛ばすというミスもあったが、そこをなんとかボギーで収めると、その後の14番、15番ホールで連続バーディをマークし、この日を1オーバーパーで終えた。
「こういう素晴らしいコースで、これだけシビアなセッティングで回らせていただけるのは、アマチュアにとっては本当に最高のご褒美」と評する今大会だが、さらに「実は、日本シニアオープンのなかで自分のゴルフが作られるというか。筋力がついたり、ショットが良くなったりとかするんです。今回は、2日目がもう最悪でした。調子悪くて。でも、そこで何かちょっとした気づきがあって、そこからショットが戻ってきたんです」。シニア最高峰の舞台だからこその発見、成長の機会があるという。
それゆえに、ローアマチュア獲得には記録以上に大きな意味があった。
「(日本シニアオープンには)出来るだけ長く出場し続けたい」と強い思いを抱くが、出場権を得るには、現実的にはこのローアマチュアを獲得するか、日本シニアゴルフ選手権で上位3人に入らなければならない。予選会から出場する道もあるが、そこでは多くのプロたちと戦わなければならず、水上にとっても極めて難関という。
しかし、この結果、水上は来年、単独最多の5度目のローアマチュアのタイトルに挑戦する権利を得た。
「JGAの主催競技でタイトルを争えるのは、ゴルファー冥利に尽きます」と話す水上。その柔和な笑顔には、タイトル獲得の喜びとともに、来年もう一度「夢の舞台」に立てるという安堵感がにじんでいた。
